【北京だより】12月8日号

最近、ユニバーサルに行く機会がありましたので、今週はユニバーサル北京の様子等をご紹介させていただきます。ユニバーサル・スタジオ北京は、北京市東部の通州区に位置し、2021年9月20日にオープンし、アジアで3番目、世界で5番目のユニバーサル・スタジオであります。これまでのユニバーサル・スタジオ・テーマパークの中で規模が最も大きく、大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの約2倍、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールの5倍となっています。

ユニバーサル北京にはハリー・ポッター、トランスフォーマー、カンフー・パンダ、ジュラシック・ワールド、ミニオン、未来の水の世界、ドラゴンの達人7つのIPがあります。人気の度合いから見ると、ハリー・ポッター、トランスフォーマー、ジュラシック・ワールドはトップ3の座を占め、いつも長く並んでいます。下図はカンフー・パンダと未来の水の世界の様子です。ユニバーサル北京は建設上多くの中国要素が含まれており、今後第2期の計画には中国文化や孫悟空などのIP要素も取り入れる予定だと報道されています。

コロナの影響でユニバーサル北京は2022年第3四半期に漸く黒字転換ができました。公表データによると、2022年の1年間、当該パークの来場客人数は延べ1,280万人で、年間収入は約96億元でした。ユニバーサル・スタジオ北京は季節に合わせて様々なイベントを企画し、観光客にとって常に魅力のあるパークに工夫しています。今は真冬なので「冬の休日、クリスマス」等をテーマに飾り、演出し、夜にはライトショーもあり、遅くまで賑わっていて、人もかなり多いです。パークには5つのホテルや沢山のレストランがあり、地方からの観光客は中のホテルに泊まってゆっくり遊ぶ人も少なくはないようです。

間もなくクリスマス、西暦新年、中国の旧正月で、また1月中旬から全国の小・中・大学生が5~6週間の冬休みに入りますので、ユニバーサル・スタジオ北京はまた繁忙期を迎えてくると思われます。今回1日で約半分のIPと演出が体験できました。次回機会がありましたらまた行こうと思います。

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