【米中ハイテク戦争で中国政府が攻撃 チップ材料の輸出規制が犠牲に 業界はレアアースが次の標的になるのではないかと懸念】(米中関係)

(2023年7月5日 VOAchina HP)

・7月4日、中国が半導体および電気自動車に広く使われている2種類の金属の輸出を抑制するとの決定により、影響を受ける企業は策を争って供給確保にあたっているが、一部業界のサプライヤーは、今後中国がレアアースの輸出を制限するのではないかと心配している。
・中国は7月3日、一部のガリウムとゲルマニウム製品の輸出を8月1日から規制すると突然発表し、米国との貿易戦争が激化した。世界のサプライチェーンにさらなる混乱を引き起こす可能性がある。
・一部の金属業界人が懸念しているのは、中国が次にレアアースの輸出に新たな制限を課すのではないかということである。 中国政府は12年前、日本との紛争でレアアースの出荷を制限していた。 中国はレアアースの世界最大の生産国である。
・中国のニュースサイト「財新」は税関データを引用し、2022年の中国ガリウム製品の最大輸入国は日本、ドイツ、オランダであるとした。また、ゲルマニウム製品の最大の輸入国は日本、フランス、ドイツ、米国だという。
・中国の規制は、米国政府が中国へのハイテクマイクロチップの輸出に対する新たな制限の検討中で公布された。

(記事原文)
https://www.voachinese.com/a/beijing-jabs-in-us-china-tech-fight-with-chip-material-export-curbs-20230704/7167545.html