【中国あれこれ】『第三章 現代中国への道 ②』
1988年2月、ウルムチの冬は灼熱の夏が恋しくなるほどの極寒を感じさせた。現在ほど観光地化されていなかったウルムチは大半がウイグル族で、人種の違うまるで異国であった。私は、新疆機電設備輸出入公司(機電公司)とのKD(ノッ…
1988年2月、ウルムチの冬は灼熱の夏が恋しくなるほどの極寒を感じさせた。現在ほど観光地化されていなかったウルムチは大半がウイグル族で、人種の違うまるで異国であった。私は、新疆機電設備輸出入公司(機電公司)とのKD(ノッ…
前回はガチ中華について書いてみましたが、もう一度読んでみたら、話しがやや一般的でリアル感がなかなか出て来ないなと思っています。今回は自分の体験談を盛り込んで再チャレンジしてみようと思います。 これからの内容は店からのご了…
水無月の夏祓いが過ぎれば年の半分が過ぎたことに気付かされる。線状降水帯が発生し、集中的な大雨や水害が報道される毎日。以前は馴染みのなかった線状降水帯という現象が天気図に表示されると、これは天の帯状疱疹ではないかと思えてく…
前回スキップしました『野尻眼鏡』中国盛衰記:野尻眼鏡グループの20余年の中国ビジネス栄枯盛衰に関わった中国人幹部のアナザーストーリーについて書いてみたいと思います。 私が最初に彼らに会ったのは、1997年の銀行の上海事務…
南京の夏の暑さは過去に経験したことのないものだった。私は他の留学生の友人と三人で明朝時代(1382年)に建てられた時を知らせる「鼓楼」の丘を歩いていた。上はタンクトップ、下は持っていたジーンズを膝上で切り取って短パンにし…
第4土曜日朝からの講読会は感染症の拡大時期も毎月継続した。米寿の老師による対面解説や板書説明が講読会の存続価値であり、楽しみでもあるので、オンライン開催への移行はしなかった。 大躍進運動の失敗で混乱し荒廃した時代、196…
前回3月末のコラムでは、今年2月の偵察気球問題以降の米中関係悪化について取り上げたが、5月以降、関係悪化に歯止めをかけるべく、米中政府高官間の対話が再開しつつある。5月10~11日にはサリバン大統領補佐官と中国外交トップ…
ご存じの方が多いと思いますが、東京のいくつかのエリアには、「ガチ中華」と称する料理店が急増しています。テレビや新聞にも時々取り上げられ、池袋・高田馬場・新宿や西川口は言うまでもありませんが、上野や蒲田などもかなり増えてい…
立春から八十八夜余りのこの頃は、朝の冷え込みと昼の陽ざしが体内時計をきりりと調整してくれます。夏も近づき、若葉が繁る一日、大山崎山荘へ。小径を囲む青モミジの先端にヘリコプターのような種子が一杯でした。天王山の眼下に流れる…
4月3日が月曜日で新年度の行事の多くが始まった。久しぶりに対面や発声がリアルに行われた。 日経の「春秋」では、新社会人へのメッセージとして映画『生きる』の黒澤作品とカズオ・イシグロ脚本の「古風な新作」英国作品を取り上げて…