【北京だより】9月16日号

先週、「第22回中国国際投資貿易商談会」の関連イベントに参加するため、久しぶりに厦門に出張してきました。今週は商談会の様子等をご紹介いたします。

最近、中国各地でコロナの感染状況がまたひどくなっていて、この商談会の主催側よりイベント開催の24時間前に厦門に到着しなければならないと要請されました。やむを得ず予定を1日前倒しして、北京首都空港から出発するようにしました。下図は北京首都空港第三ターミナルの様子です。以前に比べ、旅客がだいぶ減っていて、少し寂しく感じました。

 

約3時間をかけて厦門空港に到着し、到着後、空港内で直ちにPCR検査を受けなければなりませんでした。PCR検査を受けてからやっと厦門空港から出られました。下図は厦門空港内のPCR検査処の様子です。

 

厦門はかなり南なので、秋になっても蒸し暑くて、最近の気温はほぼ26~34度です。北京はもう秋の気配ですが、こちらは依然として夏のようです。下図は厦門の町で撮影した写真で、樹木が生い茂り、北方では見られない植物も多いようです。

厦門に滞在中、様々なイベントに参加してきましたが、各イベント間の時間を利用し、今回の「第22回中国国際貿易投資商談会」の会場も見学に行きました。今回の「商談会」は9月8日~11日の期間で開催し、4日間で41のフォーラム、50以上の投資説明会が順番に登場し、世界90余りの国と地域より4,000余りの企業が参加したそうです。下図は展示会入り口のところの様子です。

 

今回の商談会では初めて「中国投資ホットスポット都市展示エリア」が設置され、中国国内で経済力の強い各省と都市がそれぞれ会場に出展しました。また、初歩的な統計によると、商談会期間中に480余りのプロジェクトが調印され、投資総額は3,420億元に達したそうです。うち、アモイは省級プロジェクト14件を契約し、投資総額は303.6億元とのことです。

 

日本からは福建省と友好関係にある長崎と沖縄が出展しています。ここ十数年来両県は毎年商談会に参加しているそうです。今年、長崎、沖縄両県は地元の観光地の紹介のほか、美しい磁器とおいしい清酒、ケーキなどの特産物を展示しています。

 

また、同期にはBRICS諸国の新工業革命展覧会や智能都市展示会、中国国際グリーンイノベーション技術展等もあり、「BRICS+」諸国の工業分野の最新製品、新技術、新業態等が展示され、生態環境保護、低炭素生活、グリーン都市等と関連する新製品等も展示されていました。

 

以上