【北京だより】2月3日号

今年の「春節」はコロナ解禁後の初めての春節なので、中国各地では盛大に祝っていました。北京も過去3年で見られなかった賑やかさが戻りました。今週は北京の春節の様子をご紹介します。

地下鉄では春節前から早々に「兔年大吉」の春聯が貼られており、めでたい赤の「福」の字も沢山貼ってあります。

春節前の約1週間から皆家族を連れて地方に帰省し始め、電車や飛行機は一年の中で一番忙しい時期を迎えていました。下図は春節前の北京南駅の様子です。文化・観光部データセンターの推計によると、今年の春節休暇中の国内旅行者数は延べ3億8,000万人で、前年同期比23.1%増加し、2019年同期の88.6%に回復しました。国内観光収入は前年同期比30%増の3,758億4,300万元で、2019年同期の73.1%に回復したそうです。

北京では、元日にお寺に参拝する慣習があり、一番人気高いのは「雍和宮」です。今年、私も事前に予約し、家族を連れて参拝に行きました。「コロナ大流行後、参拝者が多いだろう」と一定の覚悟がありますが、やはり観光客の多さに驚きました。警察の誘導で午後4時の閉鎖前に漸く中に入りました。下図は「雍和宮」前で並んでいる列及び中で参拝中の人々の様子です。

また、今年、地壇公園では3年ぶりに小規模の「文化市集」が開催されました。北京伝統的な食べ物や玩具、芸術品等を展示、販売しています。公園の中では露天に舞台を設置し、京劇等の公演があり、とても賑やかでした。下図は「文化市集」及び露天舞台の後ろ側で登場を待っている出演者の様子です。

また、天安門の南方向にある前門大街にも行きました。夜遅くまで各店舗が営業し、全国からの観光客が集まり、北京ダックやシャブシャブ屋等の名物店舗では深夜までお客さんが並んでいたようです。私も家族と久しぶりに北京ダックを食べて街で遅くまで遊んでいました。

今週から春節休みが終わり、皆地方から徐々にに北京に戻ってきました。今年一年で健康平安で、すべてが順調であるように祈っております。

以上