【北京だより】11月18日号

最近、広州や鄭州、重慶、内モンゴル等を始め、中国各地で新型コロナの感染者数は急増し、全国においては毎日の感染者数は2万人を突破しました。今週は北京市内のコロナ防疫の状況等をご紹介いたします。

北京市においては連日感染者数は400名前後の規模で、半分は朝陽区に集中しています。現在、朝陽区においては、住宅団地やオフィスビル、スーパー等に入る場合、24時間以内のPCR陰性証明を要求するところがかなり多いです。下図は自宅付近の住宅団地の入り口で撮影した写真で、団地を出入りする度に24時間以内のPCR検査結果を提示しないといけません。

先週末から中国国内の防疫対策は全体的には大幅に緩和されたにもかかわらず、現在感染者が確認された場合、やはり住んでいるビルを単位に封鎖するするのが普通です。下図は封鎖管理中のある住宅団地の様子です。毎日のPCR検査の時間以外には部屋の外に出てはいけないそうです。

また、市中感染を洗い出すため、一斉PCR検査がしばしば実施されています。感染者数が一番多い朝陽区は街頭のPCR検査ブースの過半数を各住宅団地内に移し、一旦陽性がある場合、当該団地(或いはビル)を即封鎖するような対応を取っているそうです。下図は自宅の住宅団地で実施しているPCR検査の様子です。人数があまりにも多いので、30分以上待つ時が良くあります。

現在、北京市内には24時間対応のPCR検査処も多数開設されました。もし昼間の検査に間に合わなかった場合、深夜でも検査を受けられます。下図は自宅付近の24時間検査処の様子です。夜の10時前後で撮影した写真で、並んでいる人数が依然として多いようです。

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