【北京だより】6月2日号

最近、北京においてはスターのコンサート等が続々と登場し、3年間沈黙していた公演市場は回復してきました。5月26日から開始した「五月天北京コンサート」が現在開催中で、「鳥の巣」周辺はいつも人でいっぱいです。下図はコンサート開始前の「鳥の巣」周辺の様子です。 ※五月天は台湾のロックグループ

また、報道によると、五月天コンサート6回の30万枚近くのチケットは発売当日に一瞬で完売し、多くのファンが「史上1番のチケット購入難」と語りました。ダフ屋市場では、チケットの値段が6倍まで上がり、舞台に近い列の座席は6,000元~10,000元/1枚まで高騰しているそうです。下図はチケットを手に入れられなかったファンたちの姿で、ピクニックマットやペンライト等を持って、「鳥の巣」外側の広場でコンサートに合わせて大合唱を行い、アイドルを応援している様子です。

今年に入ってから、オフライン公演市場は爆発的な盛り上がりを続けており、中国公演業界協会のデータによると、今年第1四半期の全国公演市場の供給と需要はいずれも上昇し、全国の営業公演(娯楽場所を含まない公演)は6.89万回で、前年同期比95.42%増加しました。第2四半期はシーズンに入り、不完全な統計によると、4月と5月にはそれぞれ150回近くのコンサートが開催され、いずれも2019年の同期レベルを上回りました。

公演活動は交通や宿泊、飲食業にも良い影響を与え、携程データによると、五月天コンサート期間中、「鳥の巣」周辺3キロ圏内のホテルの予約は大幅に増加し、稼働率はほとんど7割超になっているそうです。これからはだんだん夏休みに入り、公演活動は消費を促進する大きな手がかりとして今後も期待できると思われています。

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