【商務部:中国経円卓会議にて外資誘致の現状と施策を説明】(商務部発表情報)

(2024年1月8日 商務部発表情報)

・中国からの外資流出といった一部の憶測に対し、商務部外資管理局の朱冰局長は8日、中国経済円卓会議にて、外資の入れ替わりや、増減があるのは市場の法則に沿った現象である。巨大な中国市場とその発展チャンスと成長潜在力は、グローバル企業にとっても手放せないものである。グローバル企業の投資調整局面において、中国の外資誘致メカニズムも最適化されていると述べた。
・また、以下のカテゴリーに分類される一部のグローバル企業は投資や事業規模を縮小しているとの紹介もあった。
1. 中国の労働コストと土地コストの上昇に伴い、生産を他国に移転。
2. 中国企業との競争激化による撤退。
3. 投資事業の入替に伴う縮小(例:携帯電話/PC/白物家電の撤退、新エネ電池等ハイテク製品の生産ライン導入等)。
4. 投資の多様化と他国への新規投資分散。
・上記のような様々な外的要因にもかかわらず、中国の外資誘致の規模は依然として高水準にある。外資誘致の一連の政策が功を奏し、2023年1~11月のハイテク産業の外資誘致規模は3,866億人民元に達し、全体の37.2%を占め、前年対比1.1%増となった。
・昨年12月に開催された中央経済工作会議では、”ハイレベルな対外開放の拡大 “と “基本的な対外貿易と対外投資の強化 “が明確に提案された。朱冰局長は、外資参入の緩和、公正な競争の促進、という側面から実行に移し、製造業分野における外資参入制限措置の全面解除の推進、サービス分野の更なる受入れ、外資参入ネガティブリスト制度の実行、外資企業の従業員待遇の全面保障をすると述べた。

(記事原文)
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