【中国1〜4月期の輸出入貿易額は前年同期比5.8%増加】(貿易関連)

(2023年5月9日 中国政府網HPより)

・税関総署は5月9日、今年1~4月の中国の商品輸出入の総額は13兆3200億元となり5.8%の増加した事を発表した。複雑で厳しい外部環境の中、中国の対外貿易の回復が確認された形。
・具体的には、1~4月の輸出は7兆6700億元で前年同期比10.6%増、輸入は5兆6500億元で0.02%増。税関の月次調査によると、輸出受注が増加した企業の比率は4ヶ月連続で増加している事が確認された。
・貿易形態の観点から見ると、1~4月の中国の一般貿易の輸出入は8.72兆元、前年比8.5%の増加、中国の総対外貿易額の割合は65.4%に増加した。
・輸出製品の観点から見ると、1~4月で、中国は4.44兆元の機械および電気製品を輸出し、前年同期比10.5%の増加、総輸出額の57.9%を占めた。中でも、新エネルギー車の輸出が全体を牽引した。自動車輸出は前年同期比120.3%増となった。
・対外貿易の観点から見ると、1~4月の民間企業の輸出入額は7兆500億元、15.8%の増加で、中国の対外貿易総額の50%以上を占め、民間企業41万5000社の輸出入実績は8.9%の増加で、引き続き中国の対外貿易が最初の主要事業体としての地位を確立している。
・貿易相手国の観点から見ると、1~4月で、ASEANは中国の最大の貿易相手国であり、輸出入総額は2兆900億元で、13.9%増加し、中国の対外貿易総額の15.7%を占めた。欧州連合は中国の第2位の貿易相手国で、輸出入額は1兆8,000億元、4.2%増、成長率は第1四半期より2.2%ポイント上昇した。中国の対米輸出入は4.2%、対日輸出は2.6%それぞれ減少した。
・また、同期間中、中国の「一帯一路」沿線国への輸出入額は4兆6100億元で、前年同期比16%増となった。中でも、カザフスタンなど中央アジア5カ国、サウジアラビアなど西アジア・北アフリカ諸国への輸出入はそれぞれ37.4%、9.6%増加し、従来の市場需要低迷の影響を一部補った。
・税関総署統計分析部は、中国の対外貿易の安定は今後も継続する見通しであると述べた。

(記事原文)
http://www.gov.cn/lianbo/2023-05/09/content_5754677.htm