【習近平国家主席、中国・ASEAN対話30年記念サミットにおいて演説】

（2021年11月22日、外交部HPより）

・習近平国家主席は11月22日、「中国・ASEAN対話30年記念サミット」にオンライン出席し、「運命を共にし、共同で故郷を建設しよう」と題した演説を行った。

・30年前のＡＳＥＡＮとの対話関係樹立からの協力による成果は、相互に尊重し国際関係の基本的準則を守った事、ウィンウィンの協力を進めた事、親善・誠実・互恵・包摂の理念を実践した事など双方が正しい歴史的選択をした結果と総括した上で、地域と世界の平和・安全と繁栄・発展に向けて、更に緊密な関係構築を進めていく「中国・ASEAN全面戦略パートナーシップ樹立」を宣言。

・今後の双方の関係については、共に平和な故郷を築くべく、覇権主義と強権政治に断固反対し周辺隣国と長期的・友好的な付き合う事や、非核兵器地帯づくりに向け「東南アジア非核兵器地帯条約」議定書への早期署名する事。共に安寧な故郷を築くべく、「中国・ASEAN健康の盾」協力イニシアティブを始め、ASEANに更に1億5千万回分の新型コロナウィルスワクチンの無償提供する事など、五つの提案を行った。

・この提案にはその他に、グローバル開発イニシアティブやASEANに更に15億ドルの開発援助を行う事や、中国ASEAN自由貿易圏3.0版づくりの早期開始、1,500億ドル分の農産物のASEANからの輸入、ASEANへの1,000件の先進的適正技術の提供、農業グリーン開発行動計画、職業教育や学歴相互認定など多岐に亘る内容が盛り込まれた。

（記事原文）

https://www.fmprc.gov.cn/web/zyxw/t1919470.shtml