【講義のポイント(4日目)】第35回拡大版中国ビジネス実務セミナー(2023/2/3)

平素より当機構の活動に多大なご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、2023年1月26日(木)、27日(金)2月2日(木)、3日(金)の4日間に渡り開催を予定しております「第35回拡大版中国ビジネス実務セミナー」につきまして、各講師の皆様より講義のポイント及びメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

この機会に是非とも本セミナーをご活用いただきたく、皆様からのお申込みをお待ちしております。

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★申 込:こちらをクリック

〇2月3日(金)

【1限目:政治】

◆講師
慶応義塾大学 総合政策学部長 教授 加茂 具樹 氏 

◆タイトル
習近平新指導部の政治と外交 ~政策課題・政策決定・政策実施~

◆講義のポイント
第三期目の習近平指導部が発足した。党大会での報告および人事、
その後の国内外動向を踏まえ、中国政治外交を展望する。指導部が直
面している政策課題、新指導部の政策決定と政策執行の特質、という
三つの観点から分析する。

◆講師からのメッセージ
①このような方々(企業・部署)におすすめ
中国政治外交をマクロな視点から、また比較政治の視点を踏まえて整理します。政治外交の中長期的に展望する上での材料をご提供します。

②このような事例をご紹介します
第20回党大会。指導部が向き合う「不安全感」。コロナ感染症対策の政策転換。ロシアによるウクライナ侵略と中国外交。

【2限目:政治】
◆講師
東洋学園大学 グローバルコミュニケーション学部 教授 朱 建栄 氏 

◆タイトル
「ゼロコロナ」政策の大転換から見る中国の政治と外交

◆講義のポイント
3年近く続いた「ゼロコロナ」政策は11月末、複数の都市の抗議デモを受けて
急遽、大転換した。そこから、習近平指導部の「民意」に対する受け止め方と政
策決定の特徴を垣間見ることができる。その延長で、中国外交、米中関係、台
湾問題の行方についても展望する。

◆講師からのメッセージ
①このような方々(企業・部署)におすすめ
中国とビジネスなど交流を持つ企業にとって、中国の政策決定の新しいパターンを理解し、対策や今後の計画を立てるうえで参考になる。

②このような事例をご紹介します
2020年初めの武漢で現地住民がSNSを通して発した不満をめぐる当局の対応と今回の対応の相似点。中国共産党が歴史上行った数回の政策大転換のケースと今後への示唆。

【3限目:政治】
◆講師
桜美林大学 大学院長 教授 雷 海涛 氏 

◆タイトル
新しい局面を迎える日中ビジネスの模索~中国事業環境のホットスポット~

◆講義のポイント
近年、コロナ禍や米中対立など不確実性が増している中国事業環境ですが、新しい投資スポットが次々と出ています。脱炭素やEVと言った、省エネや新エネ領域展開のほか、ヘルスケアや養老介護が多方面から強い関心が寄せられています。日本の次と言われる老齢化社会に直面している中国は、どのような政策、どのような産業が生まれるか、その動向と課題を解説すると共に、日本企業のビジネスチャンスについて考察してみたい。

①このような方々(企業・部署)におすすめ
中国と関わるビジネスは日本の各社にとっては、特定の部署(海外や企画部門)ではなく、全社の取り組みとして重要な経営判断に当たる。その意味から、全ての部署においては、中国という「現場」、またその中の「現実」を理解する必要あろう。最新動向を共有するとともに、今後の対中ビジネスについて考察してみたい。

②このような事例をご紹介します
コロナ禍やゼロコロナにより中国経済が深刻な局面だと言われているが、投資の「ホットスポット」が多数ある。新エネ車や高齢化社会対応など、かつてないほど活発化している。これらの実情や実態を共有したい。