【講義のポイント(3日目)】第35回拡大版中国ビジネス実務セミナー(2023/2/2)

平素より当機構の活動に多大なご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

さて、2023年1月26日(木)、27日(金)2月2日(木)、3日(金)の4日間に渡り開催を予定しております「第35回拡大版中国ビジネス実務セミナー」につきまして、各講師の皆様より講義のポイント及びメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

この機会に是非とも本セミナーをご活用いただきたく、皆様からのお申込みをお待ちしております。

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★申 込:こちらをクリック

〇2月2日(木)

【1限目:産業動向】

◆講師
東京大学 社会科学研究所 教授 丸川 知雄 氏 

◆タイトル
中国の産業発展の最新動向…EV・自動運転、省エネ、半導体を中心に

◆講義のポイント
中国は世界の産業発展のフロンティアとなっている。中国のEV生産は世界の半分を占め、自動運転は実用段階に入ろうとしている。風力や太陽光などの再エネの利用量も世界トップであり、その設備の生産でも圧倒的なシェアを持っている。ただ、その中国のアキレス腱が半導体である。ハイテク製品に必要な半導体を輸入に依存しており、アメリカはそこを抑えつけることで中国の台頭を食い止めようとしている。この争いの行方は?

◆講師からのメッセージ
①このような方々(企業・部署)におすすめ
自動車産業および自動車部品産業、電力やエネルギー産業、電子産業の方々。中国の投資機会について関心のある方々。中国のイノベーションや産業発展に関心のある方々。中国経済の行く末に関心のある方々。

②このような事例をご紹介します
中国系自動車メーカー(BYD、長城汽車、奇瑞)の事例、中国の太陽電池メーカーや風力発電設備メーカーの事例、半導体産業政策と国家集積回路投資ファンドの事例、および中芯国際、紫光集団、華虹集団など主要半導体メーカーの事例

【2限目:産業動向】
◆講師
名古屋外国語大学 外国語学部 中国語学科 教授 真家 陽一 氏 

◆タイトル
習近平政権3期目を踏まえた対中ビジネスのチャンスとリスク

◆講義のポイント
2022年10月に開催された中国共産党第20回党大会において、3期目続投が決定した習近平政権は、少子高齢化の進展に伴う経済成長率の低下や米中対立の激化、新型コロナ対策など、さまざまな政策課題を抱えながら船出しました。こうした状況下において、対中ビジネスにはどのようなチャンスとリスクがあるのでしょうか。中国進出日系企業に対するアンケート調査やヒアリングの結果なども交えつつ、包括的に検証していきます。

◆講師からのメッセージ
①このような方々(企業・部署)におすすめ
講師は日本貿易振興機構(ジェトロ)で2度、合計7年4ヵ月北京駐在経験があり、この間、中国の第一線で調査業務に従事してきました。本セミナーでは、こうした経験なども活かしながら、中国ビジネスをめぐるチャンスとリスクについて、出来るだけ客観的・中立的に考察していきたいと思っております。世の中の「嫌中ムード」に惑わされずに、中国ビジネスの実情を冷静に見極めたいと思っている方に受講をお勧めしたいと思います。

②このような事例をご紹介します
対中ビジネスのチャンスについては、今後の中国の経済・産業動向を踏まえた上で、有望分野を取り上げ、チャンスと思われる背景や日系企業の具体的な取り組み事例についてご紹介します。また、リスクについては、想定されるリスクを、カントリーリスク、オペレーショナルリスク、セキュリティリスクの3つに体系的に整理した上で、それぞれのリスクの概要とこの10年余りの変化、日系企業の対応状況などについて検証していきます。

【3限目:テック】

◆講師
株式会社野村総合研究所 未来創発センター エキスパート 李 智慧 氏 

◆タイトル
中国デジタル経済の発展戦略とチャイナイノベーションの光と影

◆講義のポイント
新型コロナや地政学リスク、米中ハイテック競争等により、ここ数年国際情勢が大きく変化しています。その背景下での中国のデジタル経済の発展戦略、ゼロコロナ政策の背後にあるデジタル・ガバナンスの深層、及び中国のイノベーション企業の最新動向などを解説します。

◆講師からのメッセージ
①このような方々(企業・部署)におすすめ
中国のデジタル経済、デジタル産業の最新動向、中国のデジタル・ガバナン
スの仕組み、プラットフォーマの戦略転換等に関心のある企業

②このような事例をご紹介します
・中国デジタル経済の発展戦略
・中国のデジタル・ガバナンス
・チャイナイノベーションの光と影