【北京だより】4月1日号

今週、北京は気温が段々上昇し、小雨も降りましたが、先週より大分暖かくなってきています。通恵河沿岸の柳は青くなり、モモと梨は満開を迎えてきました。

 

スーパーでは、レタスやホウレンソウ、「快菜」等の青菜類は値段がだいぶ安くなり、500グラムでほとんど5元以下になっています。また、ニュースの報道によると、上海や吉林省など、最近コロナによるロックダウン対策等の影響で野菜の値段がかなり高騰しているそうです。北京はあまり影響されておらず、野菜の市場供給や値段等は例年とほぼ変わらないようです。 

 

一般の中国家庭で好かれている「春の旬」とも言える「香椿」は最近、登場しました。50グラムで約4元、例年より少し安い感じです。卵の炒めやスープ、冷麺、漬物等の料理に使われています。

 

 最近、北京市ではコロナワクチンの接種を徹底するため、各社区(住宅団地)の近くにバスで流動的な「接種車」を設置しました。普通、車3台から一つの拠点になっているようです。接種車、観察車、及び救急車です。下図は自宅付近の「接種車」拠点の様子です。朝から夜まで対応できるそうです。

また、60歳以上のお年寄りの接種率をさらに高めるため、各社区は今まで以上に様々な奨励策をどんどん打ち出しています。例えば、数百元のスーパーのクーポン券を贈呈したり、500元以上の現金を渡したりするなど、昨年の卵や油の贈呈に比べると、予算が大幅に引き上げられたようです。下図は事務所所在の建国門外街道よりの通知で、60歳以上で第1回目の接種を受ければ500元の現金を渡すと書かれています。

以上