【北京だより】5月12日号

「メーデー」の連休が終わり、今週から皆職場に戻りました。今年の「メーデー」は「史上人気NO.1のメーデー」と言われています。文化・観光部のデータによると、5日間の連休中、全国の国内旅行者は延べ2億7400万人に達しており、前年同期比70.83%増加し、コロナ前の2019年よりよりもはるかに上回ったそうです。下図は連休中の北京市南鑼鼓巷の様子で、全国から来た観光客でひどく混雑していました。

 
しかし、関連部門の統計データによると、旅行者数はすでにコロナ前の2019年より20%増加したものの、国内観光収入は2019年とほぼ横ばいだったそうです。2023年のメーデー休暇期間の1人当たりの消費額は540.35元で、2019年同期比10.46%も減少しました。つまり、コロナによる収入減や将来への心配等が原因で多くの人は消費に慎重だと言えるでしょう。下図は休暇中の湖南省・長沙のある町の様子です。

また、今年の「メーデー」連休中、観光客数1位の河南省は延べ5518万人の観光客を接待し、続いて広東省、四川省、江蘇省、雲南省、浙江省、広西チワン族自治区、福建省、貴州省などの省が続き、第10位の甘粛省も延べ2030万人の観光客を受け入れました。中国観光研究院は、2023年の国内観光客数はのべ約45.5億人に達し、国内観光収入は約4兆元に達すると予測しています。多分、次に来る端午節、夏休み、国慶節は次々と国内旅行のピークを迎えることになるでしょう。

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