【北京だより】1月13日号

中国政府のコロナ対策調整に伴い、新型コロナウィルス肺炎を新型コロナウィルス感染に改名し、また2023年1月8日(日)より、コロナを乙類感染病として管理することに改定しました。北京では現在、第一波の感染はほぼ終了しました。今週は北京市内の様子をご紹介いたします。
各オフィスビルにおいては、出勤率は正常通りに戻り、飲食店なども混んでいるようになってきています。下図は朝9時当たりで撮影した地下鉄1号線「建国門駅」構内の様子で、客流は大分増えています。但し、以前と違うのは車内では時々咳声が聞こえます。コロナの一部の後遺症はしばらく続くだろうと思われます。

各病院の呼吸科は依然として予約が困難ですが、この前よりは患者数がだいぶ減りました。下図は北京市内の大手病院の内部の様子です。

肺の状況を確認するCT等の予約人数は依然多くて、大手病院の予約はなかなか難しいそうです。下図は大手病院のCT室で検査を待っている患者たちの様子です。大半はお年寄りで、若者も一部います。

この前のコロナ大流行の時から配達員不足でデリバリ―がいつも遅延しています。また、来週末では中国の春節になりますので、多くの人が地方の実家に帰りました。それで配達員不足問題はなおさら深刻になり、配達物はあちこちで山にように溜まっています。下図は自宅の住宅団地外の配達物の様子です。

来週は春節なので、各スーパーは春節関連の品物をたくさん用意しています。「春節コーナー」では、各家庭で必ず用意しないといけない「春聯」やお年玉を入れる「紅包」(赤い封筒)等が目立ち、また赤い「灯篭」やウサギの玩具等も多いようです。

中国の春節では、大晦日に北方では餃子、南方では湯園(団子)を食べる習慣がありますので、北京では竹で作った「餃子簾」(包み終わった餃子を置いておくもの)が登場しました。人気高くて、とても売れているようです。

以上