【第14回陸家嘴フォーラムにおける李恵満会長の基調講演】(財政・金融関連)

(2023年6月8日 中国証券監督管理委員会HPより)

・今年のフォーラムのテーマである「グローバルな金融開放と協力:経済回復を導く新たな原動力」は、現実的に大きな意味を持つものである。 以下では、中国の特色ある現代資本市場の発展の道を揺るぎなく歩み、中国式の近代化をより良く支援することに対し、3点の認識について意見を交換する。
・第一に科学技術革新への支援をより正確かつ効率的に行い、現代産業システムの構築を支援する。
・発行主体の異なる公司債と企業債を一体化し、相乗的な発展を促進するという理念に従い、制度規則の整備を加速し、債券市場の機能を全面的に深化させ、主要な国家戦略の実施と主要なプロジェクト建設をよりよく支え、現代産業システムの構築を支援する。
・第二に住民の多様な金融ニーズに応えるため、投融資の協調的発展を堅持する。
・中国証券監督管理委員会は自らの役割を出発点として、市場と法律への畏敬の念を堅持し、投資家の合法的な権利と利益を保護するという基本的責任を念頭に置き、投融資の改革を協調的に推進することを堅持して、住民の資産配分のために調整された市場環境とエコロジーを創出する。
・第三に、監督の主責任を堅持し、リスクの最終ラインをしっかりと守る。
・監督は法定の義務であり、中国証券監督管理委員会の最初の義務である。
・資本市場の新たな状況と新たな特性に率先して適応し、時代に即した監督の概念、方法と手段を推進し、科学的監督管理、分類監督管理、専門的監督管理、持続的監督管理の能力とレベルを継続的に向上させ、資本市場の「3つの公」の秩序を断固として維持し、投資家の正当な権利と利益を保護し、システム的金融リスクを防止するという最終ラインを堅持する。

(記事原文)
http://www.csrc.gov.cn/csrc/c106311/c7413326/content.shtml