「米中関係とロシアの関わり」

中国現代世界研究中心センターの兪邃教授は、米中関係においてロシアは双方に対して独立した関係性を築き、異なる影響を与えているとした。

中露は、共に内政をしっかり治めることが第一にあり、安全な国際環境を必要としている事から、良き隣人としての関係性を維持することに努めている。露・プーチン大統領は昨年、「露中は軍事的同盟を結ぶことも理論的には可能だが、もはやそれを必要としなくても協力できるほどの信頼と体制が整っている。」とも発言している。

兪教授は、大国同士の関係性を良くするにはまず自国内の治世を上手く行うことが何よりも重要であり、自身のポジションをわきまえて、冷戦時代のように他を見下ろす態度やゼロサムゲーム的なやり方をしてはいけないとした。

原文:http://cn.chinausfocus.com/foreign-policy/20210517/42285.html