【商務部など6部門『地域的な包括的経済連携（RCEP）協定の質の高い実施に関する指導意見』発布】

（2022年1月26日、商務部HPより）

・商務部など6部門は1月26日、共同で『地域的な包括的経済連携（RCEP）協定の質の高い実施に関する指導意見』を発布した。

・本意見は、RCEPの質の高い実施により、より高水準の開放・改革を促進、RCEPの発展機会を把握、地方の発展戦略との緊密な連携による質の高い発展を推進することを目的とし、企業の貿易・投資の発展レベルの向上、国際協力の拡大、品質基準の向上、産業の高度化の促進、国際市場での競争力強化を奨励する。

・RCEP知的財産権規則に従い、著作権、商標、特許等を高いレベルで保護し、国内の知的財産権保護システムの完備による権利侵害行為の取り締まり強化、知的財産権分野の国際条約への加盟推進等、知的財産権の保護を強化する。

・電子商取引プラットフォーム企業のグローバル化経営の奨励、越境電子商取引総合試験区の建設の深化、「シルクロード電子商取引」の積極的な発展に伴うより多くのRCEP加盟国との電子商取引実務協力の展開等、電子商取引のルールを高いレベルで履行する。

・主要製品・技術への取り組み強化及び企業による先進的適用技術の応用促進、品質の向上による中国のRCEP地域における市場参加能力の強化、グリーン製造の国際パートナーシップの構築の推進等、製造業の高度化を促進し、産業の競争力を向上させる。

・重点分野における標準制の改正の推進、国際標準の採用強化による中国標準と国際標準の一貫性の向上、重要分野の国際標準制定に対する積極的参加等、国際標準に対する協力と転化を推進し、産業発展における標準の役割を強化させる。

・その他、貿易投資における金融支援と関連施策の改善、地方や自由貿易試験区等におけるビジネス環境の向上、企業向け関連サービスの強化に関する内容が盛り込まれている。

（記事原文）

（法令原文）