【北京だより】7月14日号 

今週、北京は最高気温がずっと36度前後で、猛暑が続いています。公園や市内の川では蓮の花が満開を迎えてきました。下図は北京市内の亮馬河川邊で撮影した写真です。亮馬河は600年以上の歴史があり、全長は9.3キロ、西は東直門外小街から、北東に酒仙橋を流れ、垻河に入り、朝陽区運河文化の重要な構成部分でもあります。

 

地下鉄の出口やオフィスビルの周辺で蓮の花や葉っぱ、蓮の実を販売する三輪車もよく見かけるようになりました。下図は地下鉄建国門駅で撮影した写真で、今年の蓮の花は綺麗にラッピングされて「アップグレード」しています。一束30元で、バラなどに比べるとはるかに安いので、とても人気が高いようです。蓮の実は一パック20元で、生で食べられます。

 

7月に入り、北京市の市の木の一つである「国槐」(中国原産なので、「国槐」と呼ぶ。黒槐とも言う)が花盛りに入りました。国槐は北京での栽培の歴史が非常に長く、元の時代から今まで、ずっと北京の街路樹の主要な種類です。不完全な統計によると、北京市内には現在50万本以上の「国槐」があります。下図は国貿周辺で撮影した「国槐」の様子です。満開の「国槐」の姿は詩情と絵心があるのですが、清掃労働者の仕事量を増やしています。電気清掃車も終日作業しているようです。

 

また、最近中国国内においては、省の間の移動制限がだいぶ緩和されたおかげで、北京事務所の同僚は甘粛省の蘭州へ出張できました。下図は同僚が撮影した蘭州中川空港の様子です。乗客がかなり増えているようで、チェックイン手続きのカウンターでは並ぶようになっています。搭乗口周辺も過半数の椅子がうまっています。

 

下図は出張の帰りに北京大興空港で撮影した写真です。中国の夏休みの到来と帰京政策の緩和に伴い、大興空港も久しぶりに賑やかな風景になりました。最近の大興空港の入出港旅客数は先週と比べると2倍近く増加しました。因みに、最近北京から飛行機で移動する場合、48時間以内のPCR検査陰性証明書と北京健康宝緑コードが必要です。

 

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