【北京だより】7月1日号

6月21日は二十四節気の「夏至」で、北京もまさに夏に入り、最近は非常に暑くなってきています。先週では、連日で最高気温が37度に達していましたが、今週は雷雨のおかげで、少し涼しくなっています。

北京の諺には「冬至餃子夏至面」という言い方があります。つまり、「夏至」には必ず麺類を食べる習慣があります。この時期に小麦はちょうど収穫期を迎え、新しい麦は倉庫に納められ、主婦は新しい小麦粉で麺を作って、まず神を敬ってから家族に食べさせて豊作を祝ったことに由来するようです。下図は一般の家庭で作った「夏至面」の様子です。

 

北京市内のコロナの状況が大分収まったため、6月27日(月)より、学校が再開しました。2か月ぶりに道で登校中の子供たちの姿を見かけました。下図はカバンを背負って親と一緒に学校に向かう途中の小学生たちの様子です。因みに、中国においては低い学年の小学生に対して、親たちの送迎が義務付けられています。北京の場合、ほとんどの学校は小学校3年生まで大人の送迎を要求しています。

 

天気が熱くなり、果物や野菜の出荷量も増えていて、北京市内の野菜等の値段が大分下がってきています。下図は西城区の南礼士路付近のある自由市場の様子です。この自由市場は朝7時から夜8時まで営業しています。この市場では、500グラムでキュウリやキャベツ、ブロッコリーは2元、トマトは3.5元、玉ねぎや大根、人参等は1.5元まで下っがてきています。最近では、コロナ対策の緩和により、各自由市場は徐々に再開するようになり、客流も平日並みに段々回復しています。

 

以上