【北京だより】6月17日号

今週、北京市朝陽区三里屯の天堂超市酒吧(バー)が営業中に、PCR検査陰性証明書等をしっかり確認していなかったせいでクラスターを引き起こし、1週間近くで感染者が300名以上確認されました。当該バーは営業許可を取り消され、またその影響を受けて、朝陽区三里屯周辺は、レストラン(店内飲食)700店以上、バー74店を一時営業停止とされているそうです。他には文化スポーツトレーニング施設や麻雀室等の娯楽施設や美容院も全部閉店するようになっています。

各区では続々と感染者が確認され、区によって対策は違いますが、朝陽区は13日から18日まで連続6日間、全区の住民を対象にPCR検査を実施します。下図は事務所所在の長富宮弁公楼付近の検査拠点の様子です。人が多いので、20~30分並ぶのが普通です。

 

一般住民の待ち時間を短縮するため、朝陽区は主要道路沿いや地下鉄の出口付近においても検査拠点を新設したようです。下図は「京通快速路」の道端と、地下鉄「八通線」の「双橋駅」付近で新しく作ったPCR検査ブースの様子です。特に、この地下鉄付近の検査ブースは夜8時まで対応できるそうで、サラリーマンにとってはとても便利です。

 

また、CBD(国貿周辺)付近のブランド品の服装等の販売で有名な秀水街は2020年8月より商業調整プロジェクト(改装工事)を開始し、現在はほぼ完成し、下図のようになっています。マスコミの報道によると、秀水街は今後、「小さくて美しい中国新百貨の集積地」の位置づけなっているそうです。地下1階から5階までは売り場で、中国国内デザイナーのブランドが多いと報道されています。地下2階には富裕層向けの高級スーパー「果蔬好生活超市」がつい最近の5月20日に開業しました。

 

来週の21日は「夏至」ですが、公園の中では蓮の葉が大きくなり、これを撮影するために集まっている撮影家も少なくはないようです。下図は順義区にある東郊湿地公園で蓮を撮影している市民たちの様子です。

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