【北京だより】4月15日号

「清明節」が終わり、北京は大分暖かくなり、最高気温は20度~26度前後を維持し、各種の花もそろそろ満開が終わるところになってきています。下図は長安街周辺の様子です。道端で一番よく見られるのは「丁香」(下図紫色の花)と「海棠」(下図ピンク色の花)で、地下鉄を出ると、花の香が漂ってきます。

 

最近、国内のコロナ情況の影響で北京との間の電車が運転を停止されたり、航空便が減便されたりするようになっています。また、各地においては厳しい隔離政策が設定されていますので、省を跨ぐ国内の移動はとても難しくなっています。下図は北京空港の第三ターミナルの様子です。乗客が非常に少ないようです。多分、間もなくやって来る5月のゴールデンウイークも影響を受けることになるでしょう。

 

また、今週は用事で豊台区(西南2環路)にある「麗澤金融商務区」を通過しました。下図は車の中から撮影した写真で、立派なオフィスビルがいっぱい並んでいます。麗澤金融商務区は新興金融産業の集積区、首都金融改革の試験区との位置づけで、インターネット金融、デジタル金融、金融情報、金融仲介、金融文化などの新興金融業態を重点的に発展させると報道されています。現在の金融街に近いので、交通も便利で、金融街からここまで引っ越してくる金融機関も多いそうです。

 

春になり、工事等も再開されました。北京市では、高齢化社会の対応策の一つとして、古いマンション(ほぼ6階建て)にエレベーターを取り付ける「民生プロジェクト」を推し進めています。下図はある住宅団地の工事中の様子です。2017年現在、北京市においては古いマンションにエレベーターを2000台以上取り付けたそうです。

以上