【北京だより】3月11日号

最近、北京では「両会」(政治協商会議、全国人民代表大会)が開催され、人々の話題になっています。今週は北京市内の街頭の様子等をご紹介します。

今年の政治協商会議は34日~10日、全国人民代表大会は35日~11日で開催されました。全国各地から数千名の人民代表が北京に集まり、「両会」に参加しました。下図は建国門周辺の治安維持を担当するボランティアの様子です。今年の「両会」では、共同富裕や食品安全、個人所得税控除項目の追加、雇用確保、養老問題等が特に一般の人々の注目を集めているようです。

 

また、最近中国ではコロナが再発し、既に17の省まで及んで、北京も感染者が増えています。北京に出入りする場合や会議参加、病院受診等で、PCR検査を要求されることが非常に多くて、一般市民のPCR検査のニーズに答えるため、北京市内では最近、たくさんのPCR検査ブースが設置されました。下図は自宅付近のPCR検査ブースの様子で、身分証明書を提示すれば、予約無しで随時PCR検査が受けられます。営業時間は8002000で、費用は35元です。結果は12時間~24時間で出ます。

 

今まで病院やクリニック等の医療機関に行かないとPCR検査が受けられなくて、しかも事前予約も必要で、手続き上は複雑でかなり不便でした。今後、PCR検査は北京では非常に簡単になり本当に助かりました。下図は地下鉄出口付近のPCR検査ブースで、夜でも少し並んでいるようです。仕事帰りの若者たちが多いようです。

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