【北京だより12月2日号】

今週、寒波の影響を受け、北京は気温が急激に下がり、毎日の最高気温が-5~-1度でした。また、連日強い風(局地は9級以上)が吹き、今年の冬に入ってから一番寒い1週間だったと言えます。北京市政府も緊急でコロナ対策を調整し、外出必要のないお年寄りや在宅勤務の方々、オンライン勉強中の学生、幼児等は住宅団地が実施しているPCR検査を受けなくても良いと発表しました。

また、報道によると、朝陽区に続き、今週から北京市の各区においては、大半のPCR検査ブースを各住宅団地内に移してきています。目的は新型コロナ肺炎の感染率を下げることだそうです。下図は自宅付近の道辺で撮影したPCR検査ブースの様子ですが、現在は営業停止になっています。

各住宅団地は団地内の住民に対して毎日、無料のPCR検査を提供しています。当団地の住民ではない場合、例えば外来のデリバリー配達員等は対象外です。下図は自宅の住宅団地の注意メッセージです。現在のPCR検査時間は9:00~12:00迄短縮されました。

今週、北京市の感染状況は依然厳しく、毎日の感染者数は4000~5000名程度で、全市範囲で在宅勤務や一部の行動制限を実施しているため、道路は非常に空いています。下図は火曜日の朝8時頃で撮影した西二環路の道路状況で、車両台数はいつもの1割しかないようです。

下図は午後4時半ごろで撮影した建国路の様子です。いつもより車は大部減っていて、少し寂しい感じです。

また、朝ラッシュアワー時の地下鉄も座れるようになりました。下図は朝の地下鉄2号線の様子です。今年の5月に比べ、感染者数は大分増えたものの、交通機関に対しては今回は制限を実施していなくて、サラリーマンにとってはこれは大きな進歩と言えるでしょう。

自宅付近では、美容院や床屋さんは全部営業停止になっているため、個人でやっている「街頭理髪師」はよく見かけるようになりました。サービスの対象は過半数がお年寄りで、一部の若者もあります。簡単に髪を切るだけなので、値段も安くて15~20元ぐらいです。

以上