【北京だより】2月17日号

今週末の19日(日)は二十四節気の「雨水」で、旧正月の末尾でもあります。「雨水」が過ぎたら、川の氷が融け、雁が戻ってきて、草木が萌え、いよいよ春を迎えます。
旧正月期間中に、兔年を祝う提燈等は北京市内でよく見られます。下図は金融街周辺の兔提燈で「兔年大吉」、「辞旧迎新」等のめでたい言葉が書かれています。夜に入ると、遠くに可愛い兔が見え、賑やかで温かい「中国年」の感じがあふれています。

また、春節休みは終わりましたが、地方からの観光客は多く、北京市内の市民観光も人気が高くて、南羅鼓巷周辺の「胡同」はいつも賑わっています。下図は休日の南羅鼓巷の一隅の様子です。

昨年の11月に入ってから自宅のある北京市朝暘区では幼稚園と小・中学校はすべてオンライン授業に切り替わりました。2か月のオンライン授業が続き、それから冬休み約5週間を経て、今週より3か月ぶりに漸く学校が再開しました。下図は朝、登校中の小学生たちの様子です。

コロナの収束に伴い、今週から地下鉄は非常に混むようになりました。込み合いの状況はコロナ前の2019年同等のレベルに戻ってきているようです。下図は地下鉄6号線の様子ですが、一回目で乗車できるのは殆ど無理で、普通4、5台目の列車でやっと乗車できる状態に戻りました。

各病院の出入りは自由になり、春節前はコロナ発熱患者の対応を中心にしたそうですが、今はコロナ患者がほとんどいなくなり、診療体制は普通に戻りました。但し、コロナ感染の後遺症等で呼吸科は依然として患者人数が多いようです。

以上