【北京だより】11月25日号

最近、中国各地でコロナの感染状況が拡大しつつあり、全国においては毎日の感染者数は3万人以上になってきています。北京も連日、新規感染者数が1,000人台を超え、過去最多を更新しました。

北京市においては各区によって対策が多少違いますが、人員の流動を抑えるために、殆どは在宅勤務を呼び掛けています。オフィスビルの出勤率は5%~20%まで所属する社区(コミュニティ)の要求によって随時調整しています。封鎖されている住宅団地やオフィスビルも多いので、その影響で交通渋滞等は消えました。下図は地下鉄1号線の「建国門駅」で撮影した写真で、いつも混んでいる駅構内はガラガラです。

また市民に対しては、各区政府は不要不急の場合には区を出ないように要請しています。我が家のある朝陽区は感染者数が一番多いため、各社区は住民に対してできる限り住宅団地外に出ず、止むを得ず出る場合には24時間以内のPCR検査の陰性証明を所持するよう指示しています。下図は自宅付近の住宅団地入り口の様子です。ガードマンの他に、赤い帽子の社区工作者(住宅団地の管理者)も数名立っていて、出入りする人のPCR結果を一人ずつ確認しています。

自宅の住宅団地では、人の集まりを防ぐため、「マスクを着用、集まるな」と書かれているプラカードを持ったおばあさんたちが団地内をいつも見回っていて、人が数名集まっている場合には、注意してします。下図は仕事中のおばあさんの姿です。

また、朝陽区においては、スーパーや薬局など一部の業者以外、殆どの商店は営業停止になっています。下図は自宅付近の不動産や電動自転車、マサージ屋等の様子です。いつ再開するかは未定です。

現在一部の中3と高3以外、北京市の学校もほとんど登校中止で、オンライン勉強に切り替えました。下図は自宅付近のある幼稚園の様子です。

長富宮ホテル付近の飲食店、一部のオフィスビルも閉鎖しました。下図はマクドナルド店頭の様子です。