【第11回BRICS経済貿易大臣会議の結果について】

(2021年9月7日 商務部HPより)
・9月3日、第11回BRICS経済貿易大臣会議がオンラインで開催された。世界中で新型コロナが流行する中、BRICS5か国は引続き協力し、パンデミックと戦いながら経済回復に努めることに同意した。会議では、多国間貿易体制と経済貿易の実務面での協力について詳細な議論を行なった。
・①パンデミックとの戦いの中で、ワクチンの生産・使用を加速する。各国の協力によりワクチンの流通を確保し、新型コロナ関連の知的財産権の免除に関するWTOの提案を支持する。
②多国間貿易体制をしっかりと守ることに全会一致で同意。 「BRIC諸国の多国間貿易制度協力声明」文書に合意し、一方的な保護貿易主義的措置への反対を強調し、WTOの必要な改革を支持する。
③実務的な協力を深化させる。 サービス貿易、知的財産権、電子商取引等の特定の協力文書を承認し、「BRIC諸国経済連携戦略2025」実施ロードマップを策定、グローバルサプライチェーン改革
の支援、デジタルやグリーン等の新興分野の発展、中小企業のグローバルバリューチェーンへの投資を支援する。
・BRICS諸国は、世界人口の42%、世界総経済の24%、商品貿易の18%、サービス貿易の13%、海外投資の25%を占める。 BRICS諸国との経済貿易協力は今後ますます有望であり、中国はこれら
全ての国と協力して、BRICS諸国間の経済貿易協力の可能性を引き出し、世界の貿易と投資の成長に大きく貢献する。