・国家市場監督総局は9月3日、「
中国における独占禁止法施行の年次報告書（2020年版）」
を公表し、独占禁止法の執行に関する取り組みを発表。
・執行方針では、資本の無秩序な拡大を防止すべく独占禁止を強化、独占禁止法の実効性を高めているとし、アリババが銀泰商業買収時の独禁法審査において適切な報告を怠り行政処罰を課したケースなどの実績を紹介。
・また、デジタル経済が進展するなか、IT企業などによるプラットフォーム経済の秩序ある競争環境構築に注力している事や、医薬品など人々の暮らしに密接に関わる分野のほか、公益事業、自動車試験、中古車、建材などでも独禁法の執行を強化するとした。
・また、BRICS国際競争力会議の開催や、日本・韓国、ノルウェーなどと独禁法執行に関する交渉に参加するなどし、国際経済協力と競争での優位性を築き、ハイレベルな市場開放に向けたより良い競争環境を目指すと発表。
