【商務部消費促進司責任者による本年7月の我が国消費市場状況についての談話】

(2021年8月18日 商務部HPより)

・7月の消費市場は全体的に安定した回復態勢を維持。全国の消費総額は3.5兆元で、前期比8.5%伸び、2019年同期比7.2%の伸び。主な特徴は以下。

1.基本的な生活消費が急伸。

穀物油食品、日用品、飲料の小売額はそれぞれ前年比11.3%、13.1%、20.8%増加。現物商品のオンライン販売額では、食料品、衣料品販売がそれぞれ同23.7%と21.6%増。
2.文化体育・居住関連消費の伸びが良好
単位スポーツ娯楽用品、文化事務用品、金銀宝飾品の販売は前年比20.7%、14.8%、14.3%増。建築材料、家具、家電販売は同11.6%、11%、8.2%増。

3.ハイエンド消費需要が加速

海南離島の免税売上高は前年比44%増、北京、上海の百貨店、アウトレット販売は同20%以上増加。

4.サービス消費は着実に回復

全国の飲食収入は3751億元で、前年比14.3%増加し2019年同期比1.7%増加。宿泊、飲食、航空輸送業界のビジネス活動指数は前月より10ポイント以上上昇

5.新型の消費が急速に発展

1-7月において、実物商品のオンライン小売額は5.8兆元で、前年比17.6%増、全国速達業務量は同42.9%増。7月の新エネルギー自動車は27.1万台の販売で、同期比で1.6倍となり、自動車の販売総量の14.5%を占めた。
6.消費者物価は全般的に安定。

 消費者物価は前年同月比1%上昇。 構造別では、食品価格は前年同月比3.7%下落、豚肉と生鮮食品はそれぞれ43.5%と4%下落、非食品価格は2.1%上昇、消費財は0.6%、サービス価格は1.6%上昇した。 1-7月の平均消費者物価は前年同月比0.6%上昇した。
一方、大雨や新型コロナウイルスの複数地点での散発的発生などにより、7月の社会消費財小売総額は前月比3.6ポイント低下し、自動車小売売上高はマイナスに転じ、江蘇省や河南省など一部の地域では減速した。