中国の経済改革 歴史と外国に学ぶ方法論

7月28日(火)の第4回特別セミナーでご講演いただきましたNTTデータ経営研究所 岡野 俊彦 氏 が翻訳としてご参加されております書籍をご紹介いたします。

■中国政府内部のシンクタンク研究者が、習近平政権も含めて、鄧小平の後継者たちによる従来の改革の進め方を批判し、改革成功に向けた包括的な提案を行っている点で大変注目すべき研究です。読者は、鄧小平の推進した「改革開放」政策以降の経済改革の実態が理解でき、また、推進組織の縦割りの弊害など、習近平政権による改革がなぜ遅れているのかも知ることができます。

■本書は、中国の歴史上の主要な改革や欧米、旧ソ連の改革からの教訓を導き出しています。戦国時代の商鞅、北宋時代の王安石、明の時代の張居正が主導した改革、清末の戊戌変法、新政までの五大改革について取り上げ、既得権益層との闘い、人材育成、環境変化に応じた改革目標の調整などの困難を乗り越えられなかったと指摘(ほとんどが失敗)。同時に、戦後の台湾の改革を成功事例として取り上げている点が注目されます。また、市場主義にもとづく改革を進めたサッチャー・レーガン政権を成功例、旧ソ連の崩壊をもたらしたゴルバチョフ改革を失敗例とし、それぞれの成否を分けた要因を検証しています。

◆概要

著者:魏加寧 (著), 王瑩瑩 (著), 岡野 寿彦 (翻訳), 李 粹蓉 (翻訳)関 志雄 (翻訳), 岡嵜 久実子 (翻訳)

新書:512ページ

出版社: 日本経済新聞出版

言語: 日本語

ISBN:978-4532134952

発売日: 2020/7/23

◆価格:

定価 5,500円(税込)

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