【第一四半期の『両新政策』の強化・拡大が効果を発揮】(産業政策)(マクロ経済)

(2025年4月29日 国家発展改革委員会HP)

・今年、中国政府は長期特別国債の資金を活用し、「二つの新政策(両新政策)」の推進に注力した。その結果、消費拡大や投資安定化、経済構造転換、民生改善に寄与している。以下は主な成果。
1.消費活性の強化。通信機器、家電、家具など一部製品の買い替え政策が奏功し、第一四半期の小売額は前年同期比でそれぞれ26.9%、19.3%、18.1%増加した。特に3月には自動車の小売額が5.5%の増加に転じ、全体の社会消費品小売総額を1.4ポイント押し上げた。
2.投資増加の促進。設備投資は前年同期比19%増加し、全体の投資増加に64.6%寄与している。「両新政策」に関連する消費品製造業、装備製造業、原材料製造業などでも高い伸び率を記録した。
3.経済循環の改善。関連製造業では、一般機械、自動車、家電製造業の付加価値が前年同期比で9.4%から11.8%増加した。また、廃棄物のリサイクルも進展し、家電や電子機器の回収量は70%増加している。
4.標準化の整備。国家標準を新たに17件制定し、特に消費品や廃棄物リサイクル、エネルギー効率に関する標準が産業の転換や製品安全、循環利用の向上を支えている。
5.民間経済の支援強化。特別国債の資金配分において民間企業プロジェクトが優遇され、設備更新やリサイクル分野で支援割合が80%を超えている。第一四半期の民間投資は6.0%増加し、製造業とインフラ投資が大きく貢献した。市場信頼感も回復傾向を示している。
・これらの取り組みが、消費や投資を刺激し、経済成長を支える重要な役割を果たしている。

(記事原文)一季度“两新”政策加力扩围继续显效
https://www.ndrc.gov.cn/fggz/202504/t20250429_1397491.html