【李克強総理 河北省を訪問 食料とエネルギーの安全保障を強調】

(2022年6月21日   中央人民政府HPより)

・李克強総理は21日、河北省の高碑店/涿州を訪問し、夏の需要ピークに向けて食料とエネルギーの安全保障を担い、人々の生活を守るために経済・物価の安定をしっかり支えていくことを強調。

・中国の穀物供給は豊富かつ今年は昨年よりも豊作であり、物価の安定に欠かせない存在であると同時に世界の穀物市場の安定に貢献したこと。 経済を適正な範囲で回していくためには、安定した雇用と物価の2つが重要な指標であり、物価の安定を支える基本は食料とエネルギーにあること。また、近年は過剰な通貨発行を行わず慎重な金融政策を実施したため主要指標は正常な範囲に収まっているが、非常に重要なことはインフレを防止し新たな課題に対応して金融政策を柔軟に実施する余地を残しておくこととした。

・さらに「発展は中国のあらゆる問題を解決するための基礎であり、鍵である」と述べ、夏の電力需要ピークに向けて先進的かつ効率的でクリーンな石炭火力発電の容量を拡張し、揚水発電プロジェクトの建設を加速し、電力供給能力の増強と風力発電などの新エネルギー開発への支援をもって消費電力の向上を図り、中国が世界のエネルギー市場の価格と供給の安定に貢献していくことを強調した。

(記事原文)