日中投資促進機構設立30周年を祝して

日中投資促進機構設立30周年にあたり、熱烈な祝賀の意を表します。長年にわたる両国の投資協力、および経済貿易関係の健全な発展の促進のためになされてきた日中投資促進機構のご努力に対し心より感謝いたします。

中日両国は一衣帯水の隣国であり、長期にわたる友好協力と利益が深く融合した経済の基礎的条件を有しています。改革開放以降、日本は対中貿易、直接投資、開発援助、科学技術協力などを通じて、中国の近代化建設に対して貴重な支援を行ってこられましたが、それと同時に巨大な市場と多くの利益も得ています。中国は日本の最大の貿易パートナーであり、日本は中国の貿易相手国第二位です。中日両国は全方位型で、幅広い分野の、多層的な経済貿易協力の枠組みを形作っており、双方の共同の利益と国民の幸福に合致する投資協力を強化しています。

現在、新型コロナウイルス感染症は中国や日本を含む全世界の生産や需要に打撃を与えており、世界経済の成長スピードは減速しています。しかしながら、情勢が複雑になればなるほど、中日双方は手を携え協力し、共に困難に立ち向かっていかなければならないと思います。中国政府は新型コロナウイルス感染症抑制や経済社会の発展を統一的に指導し、一貫して対外開放を拡大させ、日本の投資者を含む多くの外国投資者のために、より良い投資環境をつくりあげています。中日両投資促進機構がこれまでの伝統である真心のこもった協力を継続し、実務的な協力分野の拡大発展をさらに揺るぎないものにし、より多くの日本企業の対中投資をサポートしていくこと、中国経済発展の利益を分かち合い、両国民の幸福をより増進させ、WINWINな協力の新たな一頁を綴っていけることを願っております。 

 

中日投資促進委員会

秘書長  宗長青

2020年4月3日