【ご報告】「ASEAN-中日韓産業・サプライチェーンマッチング大会」&「中国₋ASEAN投資協力円卓会議」&「中国₋ASEAN産業園区企業誘致及びマッチング大会」に岡事務局長が挨拶(2025/9/18)

2025年9月17日(水)第二十二回中国・ASEAN博覧会(CAEXPO)および中国・ASEANビジネス投資サミット(CABIS)が中国広西チワン族自治区南寧市で開幕しました。
今回の博覧会のテーマは「デジタルインテリジェンスとイノベーションが発展を後押し、中国・ASEAN『FTA3.0』で築く緊密な運命共同体」となっています。
イベント参加詳細は下記の通りご報告申し上げます。

①ASEAN-中日韓産業・サプライチェーンマッチング大会
◆日 程:2025年9月18日(木) 北京時間9:00-11:30
◆場 所:広西南寧国際会展センター金桂花庁
◆テーマ:地域協力を強化し、産業・サプライチェーンの持続可能な発展を推進する
◆主な出席者
 鄢  東 中国商務部副部長
 劉  珺 中国工商銀行 行長
 胡  帆 広西チワン族自治区人民政府 副出席(=副省長)
 崔 承宰 韓国中小企業部 次官   ほか  約300人
9月18日(木)中国商務部と中国工商銀行が主催の「ASEAN-中日韓産業・サプライチェーンマッチング大会」に商務部の鄢東副部長と工商銀行の劉珺行長が登壇し、本会議の目的、主旨、役割、今後、ASEANと中日韓による「10+3」の連携などについてそれぞれ説明いたしました。厳しさを増す世界の経済・貿易情勢を前に、ASEANと中日韓による「10+3」協力が従来の貿易にとどまらない全方位的な深まりを遂げ、地域の繁栄を推進する強力なエンジンに成長したとの認識で一致しました。
鄢東副部長から、今年1〜8月の中国とASEAN・日韓の貿易総額が前年同期比6%増の1.1万億ドル(1ドル=約148円)と中国の貿易総額の26.8%を占めたほか、双方向の投資額が累計7,000億ドルを超えたと紹介。今年のASEAN・中日韓地域の経済成長率は約3.8%と予測され、世界の経済発展に引き続き大きく貢献するとの見方を示しました。
岡事務局長からは、日本企業が中国とASEAN市場において活発に連携を行い、サプライチェーンや共同投資の動きがRCEP協定下で実現しようとしているプラットフォームの事例を3つご紹介いたしました。RCEPの枠組みにより、中国からの東南アジアへの低関税での輸出が可能となり、「日本企業は東南アジアのサプライチェーンをめぐり、中国企業が構築中の中国発サプライチェーンの融合、東南アジアにおける日中エコシステムの構築が検討されている点におきましてもRCEP加盟効果の成功例、サプライチェーンがASEANとの間で構築されていく事例ではないかと語りました。
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②中国₋ASEAN博覧会投資協力円卓会議
◆日 程:2025年9月18日(木) 北京時間10:00-12:00
◆場 所:広西南寧国際会展センターD区102会議室
◆テーマ:ASEAN人工知能応用と協力
◆主な出席者
 楊 依杭 中国商務部投資促進局 副局長
 成  功 中国₋ASEAN博覧会秘書処 副秘書長
 ブルネイ、カンボジア、ラオス、マレーシア、タイ、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、ASEAN秘書処等各国投資促進局代表・企業代表  約70人
9月18日(木)、中国商務部投資促進事務局と中国₋ASEAN博覧会秘書処が主催の「ASEAN博覧会投資協力円卓会議」に岡事務局長が挨拶しました。
成功副秘書長が司会を務め、各国代表が「ASEAN人工知能応用と協力」のテーマを中心に、自国の最新投資促進政策や現在の課題や今後の方向などについて説明・交流しました。
最後に、楊依杭副局長が人工知能は中国とASEANの経済貿易協力の深化に新たな広い空間を開いたと述べ、中国とASEANの貿易規模は持続的に拡大し、投資協力は更に緊密になり、未来投資促進局は引き続き「中国投資」ブランドを構築し、「導入」サービスを絶えず最適化し、ASEAN投資促進機構とより密接な協力関係を構築し、中国-ASEAN運命共同体に絶えず新しい原動力を注入しました。
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③中国₋ASEAN産業園区企業誘致及びマッチング大会
◆日 程:2025年9月18日(木) 北京時間14:00-16:00
◆場 所:広西南寧国際会展センターD区102会議室
◆主な出席者
 楊 依杭 中国商務部投資促進局 副局長
 華 広敏 中国₋ASEAN博覧会秘書処 秘書長助理
 唐  海 中国₋ASEAN経済貿易センター運営責任者
9月18日(木)中国商務部投資促進事務局が主催の「ASEAN産業園区企業誘致及びマッチング大会」に岡事務局長が出席しました。
金融界の代表者からは、「走出去(=海外進出)」の金融サービスプラットフォームの構築をテーマに経験を述べ、ASEAN経済貿易センターの運営責任者からは、経済貿易サービス企業の海外進出の具体的な課題を三つ挙げました。①找不到=見つけられない(≠90家中国とASEAN商業協会と機構の協力ネットワークがある)②进不去=入られない(≠ワンストップサービス)③难长久=長持ちしにくい(≠金融、物流、人材、ブランド孵化などの持続的な保護サービス))
会議後、企業間の一対一のマッチング大会を行いました。

上記、三つの会議は中国の情報だけではなく、世界中及びASEANの経済貿易・の現状・今後・課題などについて、個別に意見を交換し、有意義な交流を行うことが出来ました。充実した実りの有る会議で会員企業に迅速かつ正確にお伝えさせていただきます。