【北京だより】1月21日号

2022年北京冬季五輪がいよいよ近づいてきています。今週は北京市内の各競技会場の様子等をご紹介します。

新型コロナウイルス感染症の防疫対策により、北京冬季五輪は全部封鎖管理を実施することになっています。各会場や宿泊するホテルには、参加選手及び関係者のみ入れますので、今回は会場の外観のみをご紹介します。尚、今回の写真は日中経済協会北京事務所の真田 電力室長より提供していただきました。

北京冬季五輪の開幕式と閉幕式は国家体育場(鳥の巣)で行う予定です。開幕式は2月4日(金)の夜19:30(北京時間)からで、閉幕式は2月20日(日)で、合計17日間の開催となっています。また、パラリンピックは3月4日~13日の10日間で開催します。下図は国家体育場の周辺の様子です。

 

国家体育場の近くにある国家游泳館(水立方)の様子です。今回の冬季五輪では、カーリング競技がここで行われる予定だそうです。

 

北京冬季五輪のために新しく建設した国家スピードスケート館(氷リボン)の様子です。ここでスピードスケートの競技を行うそうです。

 

新しく建てられた「北京2022年冬季五輪メインメディアセンター」の様子です。当センターは国家会議センター2期の一部でもあります。

 

国家体育館周辺の五輪キャラクターの様子です。白いのは「氷墩墩(Bing Dwen Dwen)」、赤いのは「雪容融(Shuey Rhon Rhon)」と呼びます。氷墩墩はパンダ、雪容融は中国伝統的な灯篭をモデルにそれぞれデザインしたそうです。

 

以上は北4環路の外にある北京オリンッピクセンターの体育館に関する紹介です。その他、1968年に建設された首都体育館(海淀区中関村南通りに位置する)は、フィギュアスケートとショートトラックスケートの会場となっています。

 

また、下図はもう一つの会場、北京市石景山区の首鋼園(西5環路の外、首鋼グループの工場跡地)にある、フリースタイルスキーとスノーボードのビッグエア競技のジャンプ台の様子です。

 

ところで、新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るための措置で、1月17日、北京冬季オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会は観戦チケットは一般販売せず、一部の限られた招待者にチケットを配布する方針を発表しました。非常に残念なことですが、一般観客はテレビやネット経由で観戦することになりました。

以上