【北京だより】8月14日号

今週は北京の夏の「地攤経済」(露店経済)の様子をご紹介させていただきます。「地攤経済」は5月の李克強総理の発表で一般の人々の話題になり、注目を集めています。

 

地下鉄「建国門」出口で朝ご飯を売っている「地攤」です。ソーセージや煎餅、豆乳等を売っています。コロナの影響で長富宮オフィスビル付近の店も外で朝ご飯を売るようにしました。

 

道端で夏の代表的な花――「蓮の花」、及び蓮の葉、蓮の果実等を売っている「地攤」もあちこちでよく見られます。花は観賞用で、果実はそのまま食べて、葉はお粥や肉類の料理に使うのが普通です。「荷叶粥」や「荷叶鶏」「荷叶粉蒸肉」等が代表的な料理です。

 

人通りの多い道端で桃やブドウ等の果物を販売している「地攤」は多く見られます。また、夏用の扇子や子供の玩具、小さな猫や子犬、ウサギ等のペットを売っている「地攤」もあります。

 

最後に、「地攤経済」と関連のある中国国際服務貿易交易会(京交会→服貿会)説明会(北京市商務局から参加要請)現場の様子(8/4開催)をご紹介致します。北京市殷勇副市長は発言の中で「中国においてはGDPに占めるサービス業の割合はまだ低く(世界平均70%、中国は約53%)、今後の経済成長点である」と強調し、また「サービス業は対外貿易開放のコア分野である(製造業はほぼ開放の空間が無し)」と説明されました。

以上

事務局より

上記「中国国際服務貿易交易会」は当機構HPでもご案内しておりますが、説明会の場でも具体的な日程は公表されなかったとそうです。

「第7回中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)」のご案内