(九州地域レポート)【九州地域レポート(2025年7月)】

  1. 在福岡アメリカ領事館主催米国独立記念日レセプション開催
    2025年6月5日、ヒルトン福岡シーホークにて在福岡アメリカ領事館主催の米国独立記念日レセプションが開催された。チュカ・アシーケ首席領事の離任予定もあり、服部誠太郎福岡県知事、大石賢吾長崎県知事や山口県岩国市長、長崎市長他来賓も多数出席し、盛大に執り行われた。
  2. 福岡・大連未来委員会通常総会開催
    2025年6月23日、オリエンタルホテル福岡博多ステーションにて福岡・大連未来委員会の通常総会に引き続き星野九州経済産業局長による講演会が行われ、楊慶東中国駐福岡総領事も出席の下、会員交流会も開催された。
  3. 福岡貿易会・福貿グローバル塾(インド編)開催
    公益社団法人福岡貿易会では、2025年7月9日、16日、23日に、インドでの新規ビジネス創出を目指し少人数ゼミ形式で福貿グローバル塾(インド編)を開催し、各回にインドでの事業経験者や弁護士等からの講演を聞き、独自の新規事業構想を目指しゼミ参加者による討議を行った。中でも7月9日の同塾第一回開催時にはラムクマール在福岡インド総領事も出席し、日本企業のインド進出に向け全面的に支援したい旨のキーノートスピーチを頂戴した。同塾は、8月6日まで5週に亘り毎週水曜日に開催する予定。
  4. 楊慶東中国駐福岡総領事と面談
    7月16日、楊慶東中国駐福岡総領事他と面談、会食した。福岡貿易会では、9月にGreater Bay Area視察のため、香港・広州・深圳を訪問予定であり、華南地区での視察先選定の助言をお願いした。香港での視察先等については、香港貿易発展局の支援を頂戴しながら選定を進めている。
  5. 九州地域(特に福岡)でのインバウンド需要は引き続き堅調
    福岡空港国際線の合計便数は、2025年5月実績値2,194便(対前年比113%)、6月見込み2,084便(同114%)、7月見込み2,218便(同115%)と着実に増加しており、国別便数では、最多の韓国便が2025年7月見込みで1,166便(同109%)と比べると、全体数では第二位の中国便が2025年7月見込みで355便だが、前年同期比で171%(5月189%、6月199%)の大きな伸びを示しているのが特徴的。福岡空港出入国者数でも、外国人出入国者数が2025年5月の実績値で667,979人(前年同月575,595人、16.1%増)と23ヶ月連続で伸びているのに対し、日本人出入国者数は同月128,412人(前年同月113,962人、12.7%増)と微増にとどまっており、2018年同月比でも14.4%減となっていて新型コロナ禍前の水準に戻っていない。
    また、7月23日に福岡国際空港関係者と面談した際、日本で描かれた「私が見た未来 完全版」という中華圏でも読まれている漫画に、「7月5日に日本で大きな災害が起きる」との予言が書かれていたことで、7月4日以降の特に香港を中心とするインバウンド来日客が20%ほど激減してしまい、香港からの福岡空港発着便も減便する事態となってしまっている。これにより旅客のみならず貨物空輸のスペースも減少することとなり、「ノストラダムスの大予言の再来」等と笑えない笑い話となっている由。

以上

平塚 伸也(2025年7月)