（7/5 中央人民政府HPより）
国務院は7月2日、「自由貿易試験区における国際高水準経済・貿易ルールとの全面的な接続及び高水準の制度型開放試験措置の複製・普及推進の取り組みに関する通知」（国函〔2025〕68号）を公布した。これにより、企業のコスト削減や効率向上を支援し、透明性と安定性のある制度環境を構築することを目指す。
商務部の唐文紅副部長の発表によれば、2023年11月に公布された「国際高水準の経済貿易ルールへの全面的な整合による中国（上海）自由貿易試験区のハイレベルな制度型開放の推進に関する全体案」の下、80の試行措置を実施し、国家レベルの制度開放モデル区を構築し、これにより制度革新が進み、先進的な経験が形成された。
国務院は本通知の中で、有効で、リスクが管理された77の試行措置を他の自由貿易試験区や全国に展開するよう求めた。
これらにはサービス貿易の開放、物品貿易の自由化、デジタル貿易ルールの実施、知的財産権保護の強化、政府調達分野の改革推進、輸入通関後検査の管理システムの改革、リスク予防・管理システムの構築強化の7つの側面に焦点を当てている。
これらの措置は、企業のコスト削減や効率向上、金融の開放性の推進、透明性の向上を図ることを目的とする。
中国（上海）自由貿易試験区を抱える上海市は、デジタル貿易のイノベーションを加速し、国際トランジットの利便性を向上させる取り組みを行っている。
また、税関は輸入果物の検疫措置の簡素化や国際船舶への保税燃料供給の効率化を進め、貿易の透明性と安全性を高めている。
全体として、これらの施策は中国の貿易環境を改善し、国際競争力を強化することを目指す。
（記事原文）复制推广上海自贸试验区77条试点措施 更大范围释放制度创新红利
https://www.gov.cn/zhengce/202507/content_7030725.htm
（通知原文）https://www.gov.cn/zhengce/content/202507/content_7030496.htm