【7月度金融市場動向】

(2022年8月24日 中国人民銀行HPより)





・債券発行状況

総額4兆8590億元の各種債券を発行。国債1兆535億元、地方債4063億元、金融債7629億元、社債1兆1386億元、信用資産担保証券97億4000万元、インターバンク預金証書1兆4645億元が発行された。

7月末時点の債券市場の預かり残高は141.9兆元で、そのうち国債は23.5兆元、地方債は34.5兆元、金融債は32.8兆元、信用社債は32.2兆元、信用資産担保証券は2.5兆元、銀行間預金証書は14.4兆元であった。

・債券市場状況

インターバンク債権市場の現物証券の取引高は23.5兆元で、前年同期比21.8%増、前月比4.4%増。為替債券市場の現物証券の売買高は3兆7000億元で、前年同期比36.3%の増加、前月比21.9%の減少。

・債券市場の外部への開放

中国債券市場における海外機関のカストディアン残高は3.6兆元で、中国債券市場のカストディアン残高の2.5%を占めています。 このうち、銀行間債券市場における外資系機関の預かり残高は3.5兆元で、証券の種類別では、国債が2.3兆元で66.2%、政策性金融債が0.8兆元で23.9%を占めている。

・マネー・マーケット・オペレーション

インターバンク金融市場の取引総額は 146.5 兆元で、前年同月比 37.8%増なった。 このうち、担保付レポ取引は131.4兆元で、前年同期比38.2%増となった。インターバンク取引金利は前年同期比0.24%低下の1.33%、銀行間貸出金利は前年同期比 0.21%低下の1.35%となった。

・手形市場状況

商業為替手形残高は2.1兆元、割引額は1.6兆元。商業為替手形受入残高は18.3兆元、割引手形残高は12.4兆元であった。

約9万社の中小企業が手形を発行し、署名した手形全体の92.4%を占め、手形額は1兆4千億元で、全体の64.0%を占めた。

・株式市場状況

上海証券取引所株価指数は前月末比4.3%マイナスの145.4ポイント減で3253.2ポイント、深セン証券取引所株価指数は前月末比4.9%マイナスの629.3ポイント減で12266.9ポイントで、それぞれ終値を下げ終了。 上海市場の一日平均売買代金は4,188億2千万元で、前年度比16.6%の減少、深圳市場の一日平均売買代金は5,881億3千万元で、同2.4%の減少となった。





(記事原文)

http://www.pbc.gov.cn/goutongjiaoliu/113456/113469/4640481/index.html