第10次5ヵ年計画綱要中の用語解説(1)

 『中華人民共和国国民経済と社会発展の第10次5ヵ年計画綱要』が、第9回全国人民代表大会第4次会議で採択されました。綱要の中に数多く出てくる「新語」について、人民日報に掲載されたものを中心に整理・翻訳いたしました。
 今回は重点建設プロジェクトに関する用語を掲載します。以降、順次連載していく予定です。
西電東送 西南部、西北部の豊富な水資源や石炭資源を開発し、大容量、長距離、超高圧電線を建設し、東部沿海地区へ送電を行う工事。北部、中部、南部の3本のルートを含む。
・北部ルート・・・


・中部ルート・・・

・南部ルート・・・
「三西(山西、陝西、内蒙古西部)」の 坑口発電所と黄河上流の水力発電所から、華北、山東に送電。
三峡水力発電所を中心とした、華中、華東への送電。
西南水力発電所、西南坑口発電所、 三峡水力発電所から広東への送電。
西気東輸
新疆タリム盆地の天然ガスを、河南、安徽、江蘇、
浙江、上海地区へ供給する天然ガス輸送工事。タリム盆地の天然ガス資源の調査開発、タリムから上海への天然ガス供給管建設、下流域の天然ガス利用関連施設建設などを含む。
南水北調 中国北方地区の水不足の矛盾を緩和し、水資源の合理的な配分を実現させることを目的に計画された、流域を越えての水輸送の工事建設。数十年の計画、調査、設計作業を経て、現在東部、中部、西部の3本の調水路建設を計画している。「十・五」期間中、準備作業を急ぎ実行し、できるだけ早くに適当な水路を選択して工事を開始する。
五縦七横 計画建設を行う高速道路を主とする道路網の大きな骨組みで、 総距離は約3万5000キロメートル。
・五縦・・・



・七横・・・
同江(黒龍江)−三亜(海南)、
北京−珠海、重慶−湛江(広東)、
北京−福州、
二連浩特(内蒙古)−河口(雲南)
連雲港−コルカス(新疆)、上海−成都、  上海−瑞麗(雲南)、衡陽(湖南)−昆明、  青島−銀川、丹東(遼寧)−ラサ、       綏芬河(黒龍江)−満洲里
三縦両横 「五縦七横」で最初に建設される部分。
・三縦・・・

・両横・・・
同江(黒龍江)−三亜(海南)、
北京−珠海、重慶−湛江(広東)
上海−成都、連雲港−コルカス(新疆)
八縦八横 重点建設と改造強化を行う鉄道主ルート。
・八縦・・・






・八横・・・
京哈線(北京−ハルピン)、
東部沿海鉄道、 京滬線(北京−上海)、
京九線(北京−九江)、
京広線(北京−広州)、
大湛線(大同−湛江)、
包柳線(包頭−柳州)、
蘭昆線(蘭州−昆明)
京蘭線(北京−蘭州)、煤運北通道、
煤運南通道、ランドブリッジ(隴海[連雲港-蘭州]−蘭新[蘭州-ウルムチ])、
寧西線(南京−西安)、沿江鉄道、      滬昆線(上海−昆明)、西南出海通道。
青蔵鉄路 青海省の西寧とラサ(チベット自治区)結ぶ鉄道。全長1963キロ。
西寧−ゴルムド間845キロは1979年に開通。
「十・五」期間にはゴルムド−ラサ間1118キロを新たに建設。年内着工の予定。
京滬高速鉄路 計画中の北京-上海間の高速鉄道。全長1307キロ。
車輪とレールによる従来方式の鉄道を採用するか、超電導磁気浮上式鉄道を採用するかについて、現在関係部門が比較検討を行っている。
網運分離 現在計画中の鉄道管理体制の方針。国による鉄道網管理と貨客運輸事業を分離すること。
潔浄煤技術 石炭の開発から利用までの全過程において、汚染物質の排出を減らし、利用効率を上げることを目的とした、石炭の加工、燃焼、リサイクル、汚染対策などに関する技術の総称。
人民日報より抜粋、翻訳作成


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