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Vol.54 出張の達人・正宗シリーズ「抜絲※※」
広大な中国には日本ではあまり知られていない、珍しい料理がたくさんあります。出張でそんな料理に出会うのも一つの楽しみ(スリル?)。現地で出されて驚かないよう、ちょっと予習をするためのシリーズです。 芋類、果物、「抜絲」の中味はいろいろ
「抜絲」という名前がつく料理をご存じですか?初めてこの料理に出会ったのは、冬の河北省を訪れたとき。小さな街に一件だけあるホテルのレストランで「ここの名物だから」と現地の人が注文してくれたのが「抜絲土豆」でした。「じゃがいもを水につけて食べる」との説明に、いったいどんな料理なのかおっかなびっくりだったのですが・・・。飴で絡めたジャガイモを、水にいったん浸して食べるという珍しさもあって、大学イモのような味付けのじゃがいもはなかなか新鮮でした。 翌日、さらに地元のグループの人たちと食卓を囲むことになり、郷土の素朴だけどなかなかおいしい料理に舌鼓を打ちました。その中でやはり抜絲、今度はサツマイモが出てきました。長く糸を引くほど縁起がいいらしく、みんなでできるだけ長く糸を引いては水に浸して食べるので、場も盛り上がりました。当然、テーブルは糸だらけになり、他の料理の皿も被害が出るのですが・・・。味もジャガイモより、サツマイモの方が好みでした。 |