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| 三毛茶楼 |
江南地方には古い運河の街(水郷古鎮)が点在しています。中でも上海から観光バスで90分、蘇州からなら1時間で行ける周荘(周庄)は人気が高く、有名なスポットです。この周荘はトウ小平氏に送られた1枚の絵がきっかけで世に知られるようになりました。その題材となった双橋が一番の人気スポットのようですが、私がおすすめしたいのは、のんびり街を散策すること。いまなお運河とともに生活する姿が感じられるからです。
くまなく歩いてもそれほど広いエリアではないので、半日あれば十分。古い石畳の路地に並ぶ商店を見がてら、博物館などの見所があれば入る、という気ままな観光がぴったりです。上海体育館のバスターミナルで買うチケット(100元)は、バス代、街の入場料のほか、こうした見所の入場料がセットになっています。
ちょっと一休みしたくなったら、棋院の向かいにある、「三毛茶楼」にぜひ。この店の主人のサービスにいたく感動した台湾の作家から感謝の手紙が届き、彼女の名前を屋号にしたというエピソードからもわかるように、ご主人の温かい笑顔がとても感じのいい茶楼です。古ぼけた昔ながらの建物の2階から運河を見ながら、地元の名産である龍井茶や碧螺春を飲んでほっと一息することができます。
もうひとつ、せっかく水郷にきたのですから遊覧船にも乗ってください。1艘60元で貸し切り、8人まで乗れます。希望すれば船頭の阿姨さんが歌を披露してくれますよ。
ただ注意(?)が必要なのは前述の双橋。橋のたもとに数人のおばちゃんが民族衣装を着て歌を歌っています。なにも知らない観光客は風情があると双橋とともに写真を撮ってしまうのですが、このおばちゃんたち、実は「有料サービス」。シャッターを押したと見るや10元を要求されます。知らん顔をして立ち去る観光客には「捕捉係」のおばちゃんが驚くようなすばやさでとりつかまえ、お金を請求しています。
周荘には阿婆茶という風習があるそうですが、瀋宅の奥には、本当におばちゃんたちがお茶をすすりながら針仕事をしています(観光客向けのようですが、おばちゃんたちは話に夢中でここの撮影はたぶん無料)。
周荘の名物は、見た目に強烈なインパクトのある、豚足の煮込み「万三蹄」。レストランでも食べられますし、街のいたるところに売店があり、買うと真空パックにしてもらえます。味付けは濃厚で、ボリュームもかなりなもの。他に青団子=よもぎ(?)団子もあります。中はごまあんですが、それほど甘くないので「別腹」でぺろりといけます。
周荘をはじめとした周辺の水郷は世界遺産の登録を目指しているそうで、そうなればもっと外国人客も増えるでしょう。聞くところによると、日系企業が経営するゴルフ場が周荘にあるそうです(日本料理のレストランがおいしいとか)。ゴルフの合間にちょっと寄ってみるのもいいかもしれません。
周荘のほかにも、朱家角、同里、Lu直など気軽に行ける水郷古鎮がありますので、春の温暖な気候にあう江南の水郷へ、ちょっと時間をやりくりして出かけてみませんか?
(上海颱風)
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