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Vol.32 日中意味違い用語 5
"栽揖"と「合同」
中国語の"栽揖"は「契約」または「契約書」の意味である。すなわち、"将狛晩嶄褒圭議嗔挫亅斌,L器撹泌和亅咏,禰匡緩匯栽揖。"(=「日中双方の友好的話し合いを経て、以下の合意に達したので、本契約を締結する。」)などと契約書の冒頭に記されることが多い。"栽揖"の関連用語としては"序竃笥栽揖"(=「輸出入契約」)・"童喘栽揖"(=「雇用契約」)や"栽揖垢"(=「労働契約制労働者」)などの言葉がよく目につく。
一方日本語の「合同」の方は、二つ以上のものを一つにする(なる)ことを意味している。用例としては「単独行為」に対する「合同行為」(="選栽佩葎")や日中投資促進機構が毎年恒例で行っている中国側投資促進委員会との「合同会議」(="選朗氏咏"【この場合同席して行う会合なので"選栽"といわずに"選朗"といっている。日本語に比してより具体的である】)。商談会や展示会などを「合同開催」する場合などには、"選栽訟一"といえばよい。
「契約」時、前文決まり文句の"器撹亅咏"の訳文でよく見かけるのは「協議に達した。」であるが、これは同じ漢字に引きずられた証拠で、日本語の「協議」は話しあうこと、相談して決めることで、「協議離婚」などという。中国語のそれにも「話しあう」意味があるが、より多く使われるのは名詞形で、交渉を経て得た「合意」を指す。したがって"器撹亅咏"は「合意に達した」ことで、"亅咏坪否"がまとめてある「文書」、すなわち「契約書」は"栽揖"のことでもある。
ただ、中国語にも"弐埃"という単語はある。しかし、通常取引の場では滅多にお目にかからない。一生一度の大きな買い物である「不動産」(="麗匍")売買の場で見かけることが多い。つまり"仇弐、型弐"(=「土地売買契約書、家屋権利証書」)である。昔は"沢附弐"(=「人身売買契約」)なども多く、中国語の"弐埃"なる用語が今あまり使われないのは、この語彙の持つ前近代的なにおいがそうさせているのかもしれない。(藤本恒)
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