Vol.30 出張者の大満足スポット・上海
特別な日にみんなで味わいたいカニ料理「王寶和酒家」
 

カニのネオンが目印

 Vol19上海ガニ攻略法で上海ガニがおいしいレストランを紹介するとお約束しました(誰も待っていないかもしれませんが)。真打ちを登場させるタイミングを逸したまま、やがてシーズンは終わってしまいます。なんでまた、この時期にと思われる方もいらっしゃるでしょうが、なんといっても春節。ちょっと特別な食事にふさわしい点、なによりここ「王寶和」は独創的なカニ料理を考案し、年中上海ガニが食べられることを自慢にしていますから、大丈夫なはず、とちょっと苦しいいいわけをしつつ、ご紹介することにしました。次のシーズンの参考にもなりますよ?!


 王寶和酒家は清の乾隆期創業の、上海ガニ専門レストランです。おそらく上海で上海ガニを食べるというとき、まっさきに候補に挙がるお店でしょう。上海ガニといえば、茹でたカニをお酢で食べるというのが一般的ですが、ここはとにかくいろいろなオリジナルのカニ料理があり、上海ガニ三昧できるのです。
 まずはお酒。お店オリジナルの黄酒がなかなかいけます。カニのスープのあと、目にも鮮やかな豆腐とカニ肉の炒め物「蟹粉豆腐」に、チンゲン菜の蟹肉ぞえ、パンの台座にカニ肉とエビをすりつぶしたものをのせた「蟹合銀雪」、同じく殻をグラタン皿に見立てて焼き上げた料理、カニチャーハンと続きます。どれもカニみそが使われているからでしょう、鮮やかな黄金色で味も濃厚です。
 こうして料理の一皿一皿に舌鼓を打つうち、いよいよ清水大蟹(茹でガニ)の登場となります。それからは例によってカニとの格闘が始まりますが、お店のお兄さんがカニ肉の取り出し方を指導してくれました。少し細めのカニの節を見つけてトコロテン方式で押し出すのがコツのようです。もちろん、最後にはカニみそを味わいます。「実はカニみそがおいしいと思ったことがなかった」という同行者も考え方を変えた、と全面降伏したほどです。
 カニづくしで大満足したころ、少し甘い生姜茶がでてきます。なんでもカニは体を冷やすので、生姜茶で温めるのだそうです。
 結局この日は2人で約700元でした。ちなみにカニ1ハイ240元ほど、あとは1品30元ぐらいからあります。
 デジカメで料理の写真を撮っていると、小姐が「デジカメ!私も撮って」とよってきました。カメラを向けると、周りの店員さんを集めて記念撮影に。ディスプレイで撮った写真を見てうれしそうでした。料理の値段から考えれば高級店なのでしょうが、それに反して、こうしたフレンドリーなサービスぶりも好感が持てるお店でした。(上海颱風)

上海ガニの食べ方はこちらをご参考に!

王寶和酒家 
上海市黄浦区福州路603号 
021-63223673

要予約。予約した時間より少し早めに到着するようにしたほうがいいようです。

※ここに掲載されたお店の住所・電話番号、料理の値段などは変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

 

 

今週の「熱点」バックナンバーへ